くわな鋳物の取り組み 高付加価値で、高品質な鋳物を作る為に

三重県鋳物工業協同組合 鋳物の街くわな くわな鋳物 三重県工業研究所金属研究室全景

三重県内の中小企業の技術革新・新商品開発支援を目的としている三重県工業研究所金属研究室では、かねてより 若手技術者向けの鋳造技術の育成が 行われています。三重県工業研究所金属研究室は、昭和15年鋳物工業の技術の振 興と 発展を図ることなどを目的に設置されました。以来、付加価値が高く、品質の良い鋳物を作 るために、鋳物企業へ の技術支援を行うと共に、企業と一緒に新製品・新技術の研究開発 に取り組んでいます。 技術支援では、材質、品質管理などの技術上の様々な課題に、アドバイス、技術提供等 の総合的な手段を用いて 、課題解決を図っています。 研究開発では、新しい技術を適用した新製品の開発、新プロセスを適用した高品質な材 料の開発などを推進して います。 さらに、鋳物企業の技術者の育成を目的とした講座の実施、鋳物新技術・新製品の紹介 のための講演会の開催 なども行っています。

くわな鋳物」の事業者は、このような金属研究室を、自社の研究開発室のように活発に利用し、高付加価値 で、高品質な鋳物作りに努力しています

三重県鋳物工業協同組合 鋳物の街くわな くわな鋳物 三重県工業研究所 電子顕微鏡 

また、日本鋳造協会鋳造カレッジへの派遣や、 技能検定「鋳造技能士」の国家資格取得も盛んに行われています。

鋳物生産技術競技会

鋳物工業の振興及び鋳造技術の向上を図ることを目的に昭和31年に第1回鋳物生産技術競技会が開催されて以来、 今日まで毎年続けられています。

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