ミラノの入って最初に気づいたことは、何と車の多いこと、ローマでも、フィレンツェでも多かったが、ここはそれに輪をかけている。
しかも駐車場の無いのはどこも同じ。従って、道路に車があふれるのは必然のこととなる。
広い道路では3列駐車が、ごく当たり前、一番内側の車はどのように出るのか、余計なことながら心配してしまう。
ガイドの説明によれば、駐車には暗黙のルールがあって、一番内側は通勤車、その次が買い物客や商用車だそうで、ホーンを鳴らせばすぐ出てきて、車を移動させ、車の出し入れでのトラブルはないそうだ。
そういえば、イタリアには百貨店はほとんどなく、建物の一回に商店が並び、その上がオフィスや住居となっている。このため買い物にも時間をかける事はなく、長時間駐車の必要性がないこともあり、あまり問題にされないのかもしれない。
ミラノの最初の観光は、サンタ・マリア・デレ・グラッツェ教会でしたが、何と工事のため臨時閉館でした。レオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐」が見られると期待していましたが、がっかりです。やむなく絵葉書を買い求め、その雰囲気の一端を味わいました。
このあとは、ミラノは中心街に見所が集中しているため歩いての観光です。地図を渡され、
自由行動です。
私たちは町を散策した後、ドゥオモへまいりました。フィレンツェにもドゥオモが在りましたが、ここミラノは、フィレンツェより規模も大きく、建物も形容しがたいぐらい豪華で、この前に立ったときは、威圧されんばかりの大迫力です。
このドゥオモは14世紀から約500年かけて、完成したものだそうで、外観は金色に輝き、いくつもの先の尖った塔が立ち、最上部には、聖母マリアの像が建てられています。このドゥオモは今回の旅行で見た建物のなかでは、もっともきらびやかで、イタリアが繁栄した象徴のような建築物です。
ドゥオモの内部に入ると、宗教画の数々が描かれていましたが、そのほかに、色鮮やかなステンドグラスがふんだんに使われ、その優美さも、まさに世界的な一級品です。
また、ミラノはファッションの町でもあり、高級ブティックの店が軒をつらねています。
女性はこちらにも大いに関心があるようで、私もしぶしぶ引っ張ってゆかれ、思わぬ散財をさせられてしまいました。
写真はミラノのドゥオモ
思い出を胸に