イタリア紀行…イタリアへ


イタリアの緯度は、日本よりやや北に位置しているが、地中海性の温暖な気候に恵まれ、物価も安く、住みやすい国だそうだ。歴史的遺産や芸術、ファッションのメッカであり、一度は行ってみたいあこがれの国である。

日本と大きく違うのは、治安の悪さであろう。マフィア発祥の地であり、泥棒やスリの多さは先進国第一だそうだ。もっとも、マフィアは一般旅行者を狙うことはなく、旅行者が気をつける必要のあるのは泥棒やスリである。

旅行開始時の添乗員の説明では、この点を繰り返し強調していた。ツアー参加者全員がなにも取られずに無事帰ってくるケースはまれだそうだ。チョットオーバーではないかと思いつつも、事件に巻き込まれ、後味の悪い旅行とならないよう、気をつけるにこしたことはない。なんだか不安な出発である。

名古屋からローマは直行便が無いため、香港経由となった。
香港は数ヶ月前に新空港がオープンしたが、この空港は海を埋め立てて作ったもので、以前使用していた世界有数の広さを誇る啓徳空港の2倍の広さを持っている。
ゲート数は80もあり、先は霞んで見える。名古屋と比較するとあまりの違いに言葉もない。空港内には、ターミナルとゲートを結ぶ専用の地下鉄があるのには驚いた。
3時間程の待ち時間で、いざローマへ出発である。


                               ローマ到着