ケアンズからグリーン島、グレート バリア リーフ へ
ケアンズからグリーン島、グレート バリア リーフ へ
ケアンズの波止場から高速双胴船でおよそ40分の所にこのグリーン島がある。
私たちがグリーン島へ向かう波止場では、「今日は波が高い」と表示されていた。この調子では船が揺れそうだ。私は船には強いが、ワイフは必ずしも強くない。このため、用意してきた酔い止め薬を早速服用した。多分に心理的なものであるが、現実には効果が大であった。
さて、いよいよ出港。湾内は波も穏やかで滑るように進んでゆく。しかし、この穏やかさも10分程度、外洋に出ると太平洋の荒波が次第に強くなってくる。船の揺れも大きくなってきたが、それにともなって、乗客のなかに気分の悪い人が出てきた。
幸いワイフは酔い止め薬の効果もあって問題なし。
私も、それは問題無いのだか、別の事が気がかりであった。
それは、双胴船は船体に大きな波が当たった時に、ドン、ドン、と音とともに、振動が伝わってくる。時々大きな波に当たると、船が壊れるのではないかと思うぐらいの衝撃があり、余計な別の心配をしてしまう。
波に揉まれながらも無事グリーン島に到着。波止場に降りると、実に水が澄んで奇麗である。そして、島全体に巨木が茂り、まばゆいばかりの緑にあふれている。水と空の青さ、海岸線の真っ白い砂地とのコントラストは、まさに絵になる風景である。
島自体は小さく、歩いて30分程度で一周出来てしまうぐらいであるが、島内は亜熱帯地域らしく、鬱蒼としたジャングルとなつている。そのジャングルの中に、木の遊歩道がつくられており、散策できるようになっていた。その遊歩道を歩くと、今まで見たことのない植物が多く目に付く。
遊歩道を歩いていると、ところどころで、海岸に出られる。海岸は真っ白で非常に細かい砂ばかり、靴を脱いで歩きたいところであるが、ここでは砂が熱く、とてもそれは出来ない。
島の周辺は波も穏やかで、ウインドサーフィンを楽しむには絶好のポイントで、愛好家にはたまらない魅力であろう。

写真は高速船
グレートバリアリーフへ