グリーン島からグレートバリアリーフへ
グリーン島では短い滞在で、次に世界遺産にも指定されているグレートバリアリーフへ(GBR)向かった。このGBRと言っても、南北に約2000KMの長い珊瑚礁の群棲地を指している。このほんの一角にポンツーンと呼ばれる浮きドックが設けられている。
これは海中に鎖でつないだ浮き島で、ここをベースにスキューバダイビングやシュノーケリングを楽しむことが出来るようになっている。
スキューバダイビングは経験がないと、なかなか難しいようであるが、シュノーケリングは泳げる人なら誰でも出来る。(ライフジャケットを着るため、体が沈まないので、泳げなくても大丈夫かもしれないが)
このシュノーケリングでは海上から見えない海の中の姿が良く見える。海底の珊瑚や魚の泳ぐ様子が見えるのは、海中ならではであろう。
私が見た珊瑚礁は残念ながら、さほど美しい色はしていなかった。ガイドブックに写されているような、鮮やかな色は周辺にはなく、期待ほどではなかった。
これが酸素ボンベをつけた、スキューバダイビングであれば、きっと奇麗な場所まで行って、美しい珊瑚を見ることが出来たであろうが、残念なことである。
それでも、このポンツーンのそばには、体長1メートル位のナポレオンフィッシュが泳いでいるのを、見ることが出来た。こんな大きな魚を真近に見たのは初めてで感激した。
このポンツーンには、グラスボートもあって、海中の展望を楽しむことも出来る。
展望の時間は30分程度、珊瑚の美しい沖合いまで行って、海中の景色をながめるのは、またとない得難い経験である。私たちが行った時は海が荒れていることもあって、透明度が落ちていたが、穏やかな季節であれば、言葉には表せられないほど奇麗だそうだ。

写真はグリーン島
スカイレールでクランダへ