スペイン紀行・・・6  マラガからミハスへ


グラナダをあとに、一路バスは快調に南に向かって走ります。スペインは国土全体に高い山がなく、見渡す限りの平原をひた走ります。
グラナダからおよそ1時間半、遠くに海が見えてきました。とうとうスペインのほぼ南端、マラガまでやってきました。

このマラガには地中海に突き出た岬に展望台がもうけられています。ここからアフリカ大陸へはおよそ200km、天気のよいときはアフリカを望むことができます。
私たちも天候に恵まれ、かすかですが大陸を見ることができ、感動しました。
また、紺碧の海、美しい海岸線、地球の円さが実感できる水平線、展望台から眺める景色は、まさに絶景である。

マラガを過ぎミハスへと向かった。
ミハスは小高い丘の中腹にあるが、ここへ至る道は細く、曲がりくねっており、スリル万点のドライブである。
道の途中、随所に地中海を展望できる場所があり、マラガで見た地中海とは、また違った良さを味わうことができる。

マラガからおよそ1時間でミハスへ到着した。
このミハスは白い街と呼ばれている。
ガイドの説明によれば、直射日光が強く、傾斜地にあるこの地では、どこの家も壁を白く塗り、少しでも暑さを和らげる生活の知恵で、結果的にこの生活の知恵が、観光名所作りに貢献したようだ。

このミハスには、小規模ながら闘牛場もある。さすがスペインである。
この町には観光客も多く、まるで、原宿を歩いているような錯覚にも落ちいってしまう。


                   写真は「白い街のミハス」

           
写真はマラガの岬から
セビリアへ