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三重県では、5回目となる2005年度三重県経営品質賞の表彰組織を発表しました。 3年ぶりの「知事賞」に光精工株式会社、「奨励賞」に万協製薬株式会社が選ばれました。なお、「優秀賞」は該当がありませんでした。 これらの授賞組織の栄誉を称えるとともに、三重県経営品質賞を広く県民の皆様に知っていただくために、 下記により「2005年度三重県経営品質賞表彰式」を開催いたします なお、「知事賞」の表彰理由は下記のおとりです。 光精工株式会社は、1947年の設立以来、桑名市域において地域を代表する有力企業として業容を発展させてきました。 この間、ユニバーサルジョイント、可変バルブ等、人命に影響を及ぼしかねない重要保安部品といわれる自動車用部品を中心に製造を行い、 特にユニバーサルジョイントの製造においては世界有数の生産量を誇ってきました。 従来からトヨタ生産性方式(TPS)やトータル設備保全活動(TPM)などの改善活動に積極的に取り組み高い生産性を実現していますが、 市場における競争優位性確保のためには、経営の質を高めることが必要であるとの認識から経営品質向上活動に積極的に取り組み継続的な組織革新を 実現しています。 一連の活動の根底には、創業以来の人間性重視の経営姿勢が貫かれており、独自の技術力を背景とした誠実な組織風土を 形成するとともに、変化に即応できる強い組織力を実現しています。 これらの活動の結果、主要顧客である国内外の自動車メーカー各社からも 極めて高い信頼を勝ち得ることに成功しており、三重県経営品質賞知事賞に相応しい経営を実現していると判断いたしました。 今回の審査で認められた同社の強みは下記の通りです。 【経営幹部・社員が一体となって進めている継続的な組織学習への取り組み】 部品設計から量産試作、製造の各プロセスを密接に結びつけ、T社との密接な関係をもとにTPSを導入したうえで、設備型の製造現場である ことを勘案してTPM活動も取り入れた生産性向上活動を実施しています。これらの活動を単に生産性向上活動や現場の改善活動としては位置づけて おらず、朝一トップ点検や朝一報告会、朝一6S活動、午前中改善なども含んで、経営革新に向かう社員の活動が具体的にどこを目指しているのかを 明示すること、組織的な学習を進化させること、などを重視し、それぞれの活動を、単に結果を出すためではなく、実質的な組織改革を考える際の ツールを組織的に共有し、ベクトルあわせや将来の方向性についての意識を統合するためとしています。 特に社長は経営品質向上活動への 取り組みから、経営革新への取り組みについて自身や経営幹部がいなくとも組織が自律的に動いていく状態を作り出すことが目標であるとして、 組織学習を最重要視する姿勢を社の内外に鮮明に打ち出し、積極的、組織的に経営を進化させようとしています。 【創業者から連綿と続く人間性重視の経営と実直な組織風土の形成】 創業者から会長を経て現社長へ連綿と続く人間性重視の経営姿勢を 貫いています。経営幹部は人間性重視をよく理解し、積極的に自身の期待役割を認識して血の通ったさまざまな活動を行っています。 たとえば、生産現場で働く委託協力会社社員の外国人労働者に対して、単に作業標準やマニュアルをポルトガル語化、スペイン語化するだけでは なく、彼ら自身が取り組んできた改善活動をポルトガル語やスペイン語でまとめ、生産現場の見える化掲示の一つとして掲示を行って、会社全体の活動と 現場で取り組む一つ一つの活動とのつながりを意識できるように配慮しています。 また日本語が苦手な彼らが話しかけやすいように経営幹部を含む 全社員のネームプレートを全てひらがな表記にするなど、人間と人間のつながりを重視した経営スタイルを様々に表現しています。結果、誠実さが社の すみずみに染み込んだ組織状態を作り上げており社風とも言える企業文化が醸成されています。 【技能伝承の実現とスピード感のある強い組織力の形成】 創業以来培ってきた技術を技術報告書と言う形で集積し、かつては手作業で行っていた旋削加工や研削加工、熱処理のノウハウを散逸させたり形骸化 させたりせず、それらのノウハウをもとに自社の内製設備の中に盛り込み、他社では真似のできない独自の技術的優位性へと結実させています。 昨今の顧客からの少量多品種生産による量変動対応要求について、現状のライン構成ではなかなか平準化生産対応や品質対応が難しいことから、 大きい設備ではなくて自分たちの手で改良が可能なからくり改善へ視点を移すなどしています。 また顧客である自動車メーカー各社の海外生産に すばやく追及するための実験を早い段階から国内で行い、実際にアクションが必要とされるときには即応できる組織体制を整えおり、自社の中にある 技能を具体的に活用し、変化に強い組織状態を積極的に作り上げています。 以 上 |